いよいよ入籍の手続きですね。
婚姻届を提出すれば、晴れて正式な夫婦となります。
しかし、
- 婚姻届ってどうやって書けばいい?
- 婚姻届を出すタイミングで住所を変えるときはどう書く?
など、気になる部分が多いかと思います。
結論からいうと、婚姻届を書くのはそんなに難しくありません。一つずつ確認していけば間違えないで書けます。
ということで、実際に婚姻届を書いて無事に提出した私が
- 準備するもの
- 婚姻届の書き方
について説明していきます。
間違えずに書くためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
準備するもの
婚姻届を出す前に準備するものは次のとおりです。
- 婚姻届
- ボールペン
- 印鑑
- 戸籍謄本
婚姻届
婚姻届は定められた書式に従っていれば、雑誌付録やキャラクターデザインのものでもOKです。無料でダウンロードできますので、練習として使うのもアリですよ。
ボールペン
婚姻届はボールペンで記入します。
鉛筆で書くのはNGですので注意しましょう。
印鑑
婚姻届では、それぞれの印鑑を押します。印鑑も準備しておきましょう。
戸籍謄本
婚姻届には本籍や両親の氏名を記載する欄があります。
これらは戸籍謄本と同じ内容で記載するため、準備しておきましょう。
どちらにしても、本籍地以外に婚姻届を出す場合は戸籍謄本が必要です。
婚姻届の全体像
婚姻届の全体像はこちらです。
いろいろなデザインがありますが、各項目は同じです。
左側に自分と配偶者の情報を書いて、右側に証人の情報を書くようになっています。
ということで、それぞれの項目について書き方を具体的に説明していきます。
婚姻届の書き方
婚姻届で書く項目は次のとおりです。
- 届出日と宛先
- 氏名と生年月日
- 住所
- 本籍
- 父母の氏名と続き柄
- 婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍
- 同居を始めたとき
- 初婚・再婚の別
- 同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事と夫妻の職業
- その他
- 届出人
- 証人
- 日中連絡のとれるところ
- 届出印
それぞれ説明していきますね。
届出日と宛先
婚姻届の左上にある項目です。
日付は婚姻届を提出する日を書きます。
結婚記念日になる日でもありますね。
宛先は婚姻届を出す市や区を書きます。
- 東京23区の場合:(例)東京都世田谷区
- 政令指定都市の場合:(例)横浜市西区
- その他の市の場合:(例)埼玉県川口市
氏名と生年月日
氏名は旧姓の氏名を入力し、ひらがなで読み方を書きます。
生年月日は和暦で書きます。
住所
住所は住民票に記載されている住所をそのまま書きます。
マンション名を書く欄は狭いので下書きすることをおすすめします。
世帯主も住民票に記載されている世帯主をそのまま書きます。
本籍
本籍は戸籍謄本に記載されている本籍をそのまま書きます。
筆頭者については戸籍謄本の最初に書かれている人をそのまま書きます。
父母の氏名と続き柄
父母の氏名は戸籍謄本に記載されている氏名をそのまま書きます。
父母が亡くなっている場合も記載が必要です。
- 父母が離婚していない場合:フルネームでも名字を省略してもOK
- 父母が離婚している場合:フルネームで書く
続柄は長男長女であれば「長」、二男二女以降は漢数字で書きます。
婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍
婚姻後の夫婦の氏は、結婚後に名乗る方の名字にチェックを入れます。
新本籍は、結婚後の二人の本籍としたい場所を書きます。本籍は住んでいる場所や好きな場所を選ぶことができます。
好きな場所を本籍にすることも可能ですので、考えて決めるのもおすすめです。
東京タワーやディズニーランドの場所を本籍にすることもできます。
ただし、入籍した後に戸籍謄本が必要となった場合、その地域の役所で取得することになります。
あまりに遠すぎると不便ですので、注意しておきましょう。
友人は北海道最北端の「宗谷岬」が本籍地となっていて、手続きに苦労していました。
同居を始めたとき
同居を始めたときは、一緒に住み始めた年月もしくは結婚式を挙げた年月の早い方を書きます。
初婚・再婚の別
初婚・再婚の別は当てはまるところにチェックを入れます。
同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事と夫妻の職業
同居を始める前の夫妻のおもな仕事は、当てはまるところにチェックを入れます。
ポイントは「世帯の」おもな仕事ですので、一緒に住んでいる人のなかで一番収入が多い人の仕事を選びます。
- 一人暮らしの場合:自分の仕事がおもな仕事になります
- 実家暮らしの場合:家族で収入が多い人の仕事になります。
夫妻の職業は、国勢調査がある年にのみ、本人の職業を書きます。
国勢調査は5年ごとにあり、前回は2020年にありました。そのため、次回2025年に婚姻届を出す人が対象となります。
職業を書く場合は、下記の職業例示表に従って書きます。
その他
その他の欄は基本的には空欄にします。
次の場合は、記載が必要です。
- 未成年の場合:結婚を同意する旨と、両親のサインと押印
- 旧字体を新字体に変えたい場合:どの文字をどのように変えたいかを記載
- 養父母の場合:養父母のサイン
届出人
届出人は、氏名を書いてハンコを押します。
証人
証人は2名分の署名と住所、本籍を書いてもらいます。
証人は成人であれば誰でもOKです。
一般的なのはそれぞれの両親(父親)に書いてもらうパターンです。
私の場合は、それぞれの父親に書いてもらいました。
日中連絡のとれるところ
日中連絡のとれるところは、電話番号を記入します。
携帯番号でも問題ありません。
婚姻届に不備があった場合に電話がかかってくるので、間違えないように記入しましょう。
届出印
届出印は、捨て印としてハンコを押します。
捨て印があることで、婚姻届を提出した後に簡単な記載ミスが見つかった場合、役所の方で修正が可能になります。
婚姻届の書き方に関してのQ&A
- 婚姻届はどこで入手すればいい?
-
近くの役所やネットでダウンロードができます。基本的なフォーマットが同じなので、提出する役所の婚姻届でなくても大丈夫です。
- 書いた内容が間違っていたらどうする?
-
二重線で消して、正しい内容を書けば大丈夫です。
- 書いた内容で受理してもらえるか不安
-
事前に役所に持って行って担当者に確認してもらいましょう。役所の時間外に提出する場合、受理してもらえないと入籍日がずれてしまう可能性があります。
- 1人や代理人が出しても大丈夫?
-
大丈夫です。ただし、身分証明書や印鑑を求められる場合がありますので、役所のホームページを見てからいくのが確実です。
まとめ
今回は、婚姻届の書き方について紹介しました。
ポイントは次のとおりです。
- 戸籍謄本や住民票を見て正確に書く
- 間違えたとき用に捨て印を押しておく
- 不安な場合は事前に確認してもらう
婚姻届を書くのは緊張しますが、そんなに難しいことはありません。
しっかりと準備して提出しましょう。
参考になれば幸いです。